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歯の健康メモ
歯科医療連携推進事業
【平成21年05月01日号】
東京都小金井歯科医師会 / 湯山 幸寛

この事業は、「かかりつけ歯科医」を持たない要介護者の方や障害者の方が、身近な地域で必要な歯科医療を受けられるために、「かかりつけ歯科医」を紹介する事業です。

かかりつけ歯科医は、医師や障害者等の専門歯科医療機関と連携を図り、必要に応じて情報提供、患者紹介を迅速かつ円滑に行います。

それでは具体的に分かりやすく説明しましょう。

寝たきり、またはそれに準ずる高齢者の方々は、身体の不自由から思うように歯科医院に通院することができません。「往診治療ができるのであれば受けたい」、そんな要望に応えることが訪問歯科診療です。以前に通っていた歯科医院に往診の対応がない場合、速やかに歯科医師を紹介するのです。

また、高齢者は複数の全身的な疾患を持つことが多く、担当の医師と情報提供を図る必要があります。これはより安全な訪問歯科診療をするための大切な連携です。

障害者は身体的、知的、精神的な障害などさまざまです。現在、およそ障害者の7割は一般の歯科医院で治療がなされています。

問題なのは、重度な障害者の場合、専門的な歯科医療機関での治療が必要なことです。この場合も速やかに紹介し、治療後のメインテナンスは小金井市の歯科医院で行うなど、患者さんの負担を軽減できるのではないかと考えています。

また、「食生活と暮らしの向上」についての市民講演会を年1回開催しています。この講演会の目的は、飲み込みの不良から起きる誤嚥性肺炎を防ぐ方法を広めることです。お口のお手入れがどれ程重要なことか、私たちは知ってもらいたいのです。